六道輪廻 ～天道～ より
天道は六道のなかで最も苦しみが少ないとされていますが、苦しみがないわけではないようです。
また、「天人五衰」といって死の直前には地獄で受ける苦悩が1/16にも満たないといわれるほどの苦悩が待っているともいわれています。
なので今作では、楽しいが大半を占めていますが、苦しみがないわけではないことが伝わるように意識しました。僕自身、最高に楽しい瞬間でも終わりが来ることがちらついたり、沢山の楽しいで薄まってるけどその時間のなかにも悲しい瞬間はあったので、そういった経験ともリンクさせたりもしながら天道を表現してみました。
大学生活では高校でクラスも同じだった友人と学科も一緒だったので、ほとんどの時間ふたりで過ごしていたのですが、その友人が底抜けに明るくて面白く、いつも笑っていたし笑わされていたんですよね。当時の僕はネガティブな気持ちを整理しようとあまり明るくない考え事を常にしていたし、音楽制作したさにフットワークも重く、大抵の誘いは断っていましたから、いけ好かないノリの悪い大学生だったと思います。それでもその友人だけは帰り道になると毎度の如く、いつも通りの面白さで盛り上げてから「ほら楽しくなってきたっしょ？行こうぜ！！行っちゃおうぜ！！」とか言いながら、僕も勢いに負けて、いろんなところに連れて行ってくれました。
今でもふとした時に当時のことを思い出してはクスっとしてしまうし、人を楽しませたいと思うと、その友人のことをよく思い出すんです。僕はそういう風に人を明るくしてしまう彼を当時からとても尊敬していました。
まあそれで、なんというか、今作は聴いてくれた人に楽しい気持ちになって欲しくて。
「運を使った」って言葉が嫌いなんです。運って別に減るもんじゃないと思うんです。ただの波で、良い時はずっと良いし悪くてもずっと悪いことはないんです。（それに良い奴はずっと良い。）ただ波には大小があって、低い位置で波打ってればたしかに幸せを感じることは難しいかもしれません。でも、運は使うもんじゃないし、減るもんでもないと思うんです。だからそれに怯えて欲しくなくて。人は幸せになるために生きていると思うので。それに幸せや楽しいはある程度自分でも探せるんです。多分。僕はそれをその友人から教わりました。低いテンションで生活していたはずなのに、気が付くと楽しくなってる。どうしようもないこともそりゃあると思います。でもそうじゃないこともあると思います。
今作はそんな気持ちで作りました。
よろしくお願いします。
[lyric]
なんだっけ まあいっかいい天気だし
余計なことなんて
ペッとしてポイッとして
お出かけでもしよう
ららららら～
とぅとぅるっとぅ～
いつだって世界をデコレーション
それからみんなでファッションショー
笑ったり泣いたり賑わっているんだよ忙しがないほど
飛べちゃうくらいに絶好調
扉の向こうは最高潮
それじゃあ準備が出来たら
さあ！遊びに行こう
春風が吹き 空には花
目を閉じればなんて晴れやかな気分
どこまで行こうか
どうせいつか終わるなら
楽しんでいたいと思う
いつだってゲラゲラとしちゃうくらいのアイデアで
毎日を飾り付ける遊び心を忘れちゃいないかい
なんたって人生百年
そりゃ悲しいこともあるでしょう
でも泣いてばっかりじゃ寂しいや
Ho!
クレイジーレイジークラップアロング
ふざけあって踊るのさ
ほらハッピー＆ラッキーを食べ尽くそう
Ho!
マイティージャーニーセイリングデイ
くだらなくたっていい
呆れるほどただハッピーを探しに行こう
なんだって笑い飛ばせるよ
あなたとならどこまでも
どんな未来でも歩いてみたいと思う
Ho!
クレイジーレイジーシングアロング
ふざけあって歌うのさ
ほらハッピー＆ラッキーを食べ尽くそう
Ho!
マイティージャーニーセイリングデイ
恥ずかしいくらいがいい
呆れるほどただハッピーを探しに行こう！